京都大学建築学教室 神吉研究室

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丹波谷上

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空き家前景
兵庫県丹波市谷上町市島集落は2014(平成24)年8月の豪雨災害により、甚大な被害を受けました。現在は復興が進み、立ち直りつつあります。このような状況の中で、集落の人々がふらっと訪れられるような場所を作りたいという住民の皆さんの思いと、空き家を提供してくださる住民の方の思いがあることを知りました。当研究室ではこの空き家を利活用して、この場所だからこそできることを提案していきます。

第2回ワークショップを実施しました

WS2
第2回のワークショップでは、5月にいただいた意見を素に「ハコ」案に決定したことを発表しました。また、その「ハコ」案について集落の方に利用のイメージを膨らませていただくために、模型に添景を置きながら話し合っていただきました。集落の方には悩みながらも自分や自分以外の利用の仕方を考えていただくことができました。

第1回ワークショップを実施しました

WS1
第1回のワークショップでは、これまでの調査結果を参考に考えた設計コンセプトの紹介をしました。 また、そのコンセプトに基づく3つの設計案をお見せし、集まっていただいた方々からご意見やご感想をいただきました。ご意見やご感想は、ふせんに書き込み、平面図に貼って、みなさんの跡が残るようにしました。

住民の方々にヒアリングを行いました

1泊2日で13組の住民の方々にヒアリングを行いました。ヒアリングでは、集落の今や昔のくらしについてお聞きしました。前公民館の使われ方や、土砂災害時のこと、毎日の過ごし方など、これまで知らなかったことを聞くことができました。また、現地にはいつも、遠方であるため、朝から夕方までしか集落に滞在出来ません。しかし、今回は住人の方々の家に泊めていただき、初めて集落で夜を過ごし、これもまた良い経験となりました。今回得た成果を、設計に活かせるようスタディを進めていきます。

新メンバーと一緒に現地を訪問しました

新年度をむかえ、このプロジェクトに新メンバーが増えました。今回の訪問目的は4月21,22日に行うヒアリングの打ち合わせと、新メンバーの現地訪問でした。ヒアリングで集落のことをより深く知り、設計に活かせるようしていきます。

現地調査を集落の方に報告し、意見交換をしました

意見交換1
先日、学生が集落を歩いて感じたことや発見したことを集落の方に報告しました。空き家の周辺は景色がよく、昔ながらの暮らしを感じさせ、既存の状態をなるべく活かしたいと感じたことを伝えました。その後、学生が作成した模型と地図を囲みながら、住民の皆さんと意見交換をしました。集落での暮らしや昔の様子、こどもの頃の遊びのことなど様々な話を伺うことができました。

谷上集落とその周辺の集落を歩きました

雪景色
谷上集落と、隣の集落を歩いてまわりました。雪が降ったり降らなかったりという天候でしたが、雪景色の集落を見られたことがとても良い経験になりました。近隣集落の自治会長の方に土砂災害が起こった原理や植林についてや、ここ最近の集落の様子についてまで教えていただき、有意義な時間を過ごせました。数名ですが、偶然会った住人の方から集落の空き家が多いことや災害時のことを直接聞くことができ、肌で集落のことを感じることもできました。お昼ご飯は隣の集落のひなたぼっこカフェにて、丹波の大きなお豆の入った豆ご飯や鹿肉のハンバーグなどをいただき、あたたかな気持ちになりました。

空き家を実測調査しました

実測調査
空き家を実測調査しました。その後、集落の周辺を少し見て周りました。

谷上集落を初めて訪問しました

内観
初めて谷上集落を訪問し、谷上公民館にて豪雨災害時の様子や集落の現状を聞きました。その後、空き家と旧公民館を見学させていただきました。